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クラリネット上達の鍵は?

どうも瀬戸です。今回はクラリネットの上達の鍵の一つである楽器本体のことを考えていきましょう。

クラリネットは楽器の状態が大切?

私は吹奏楽部などに教えに行くとまずは生徒さんの楽器本体を吹かせてもらいます。だって自分が吹けない状態のクラリネットをいくら教えても上手くなりませんから。本当はリードを付けた状態で吹きたいのですが、いろいろと問題があるのでとりあえず本体のみ吹いています。
この時私が吹きやすい(音が出しやすい)クラリネットを吹いている生徒はひとまず無理なく自然に音を出せていることが多いです。反対にこれはちょっと吹きにくいけど、、という楽器を吹いている生徒は音も小さく、何よりも無理に音を出そうとして不必要な力を入れていることが多いです。
このチェックは生徒同士でもできます。単純に楽器を交換して吹いてみればいいです。Aさんの楽器をB,C,Dさんが吹いてみんなが吹きやすいと言うならひとまず問題ない楽器でしょう。楽器の状態は上達に直結しているのです。

とくに中学生は初めて手にした楽器がたまたま吹きやすかったら上達する、残念ながら吹きにくかったら上達しにくいとなってしまいます。自分が最初に手にした楽器が吹きやすいかどうかなんて初心者にはわかりません。その楽器で上手になることを考えてしまいます。

ここでの吹きにくい楽器とは安い楽器とかではなくバランスの崩れた楽器です。だから見た目はピカピカでも関係ありません。新品を買ったので吹きやすいと思いますと言う子ほどバランスが崩れていて吹きにくいことが多いです。新しい楽器はよく木部が動くので注意が必要です。調整に出しましょう。

もちろん楽器本体と同じだけ、もしくはそれ以上に、リード、マウスピース、リガチャーの状態も大切です。このことは別の機会に。

ひたすら練習するのは効率が悪い?

生徒さんにクラリネットパート練習などの時間をどう使っているのかと聞くと、ほぼ100%練習していますと答えます。もちろん喋ってるとかサボってるは別として、、
私にとってはひたすら練習するのは効率が悪いと思ってしまいます。
まず、今吹いている仕掛け(楽器やリード、マウスピースなど)は吹きやすいのか?練習メニューは考えているのか?と。
よくない仕掛けで2時間練習すれば2時間分下手になります。
ピアノならよほどのことがない限り楽器の問題で練習に影響が出ることはありません。でも管楽器、特にクラリネットは楽器本体、マウスピース、リード、リガチャー全てが良い状態でないと良い音は出ません。
まずは時間を十分にかけて良いので吹きやすい仕掛けで吹く努力をしましょう。

良いクラリネットとは?

良いクラリネットとはずばり誰が吹いても吹けることです。もちろん音の好みとかあるのでこのメーカーのこの機種がいいとかあると思いますが、まずは音が出しやすいことです。楽器屋さんで新品で購入したクラリネットなら吹きやすいはずです。でもクラリネットは気温、湿度などで木部が変化するので見た目ではとても綺麗でも吹きにくくなることが良くあります。

良い状態のクラリネットで吹くと上手になる

よく生徒には自転車で説明します。空気の抜けた自転車で毎日通学すると前に進むのに余分な力が必要で疲れます。段差などでパンクしやすく、自転車にもよくないです。空気をパンパンに入れた直後の楽さはまさに半端ないですね。クラリネットは一見見ただけではいわゆるパンクしているかどうか分かりません。もちろんタンポンが破れているとかなら比較的分かりやすいですが。クラリネット本体、マウスピース、リード、リガチャーが全て合理的に音が出しやすい状態になっている楽器を吹いている学生はほとんど見たことがありません。自分の楽器ですらうまくいってないことの方が多いです。それだけ難しいのです。
いつでも吹きやすいクラリネットで効率よく上達したいものです。

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