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クラリネットは楽器を構えるのがとても難しい!?

どうも、瀬戸です。

中学、高校の吹奏楽部でクラリネットの指導をしていると、100人に1人ぐらいの割合で何も教えていないのに、とても上手な子に出会います。以前は才能があるとか、向いているとか思ってましたが、何年も観察するうちに最初から上手な子の共通点がいくつかあることに気づきました。

クラリネットが最初から上手な子の共通点

まず、クラリネットが大好き。

これはまあ当たり前で、好きだからどんどん練習する、いろいろな演奏会に行ったりCDを聞いたりする、自分の出す音、他人が出す音に興味があるなど上達の要素がたくさんあります。が、今回は触れません。別の機会に。

楽器が吹きやすい

クラリネット本体、マウスピース、リード、リガチャー全てが自然に音を出せる状態であればあとは正しい奏法で吹けば必ず音が出るので、これも当たり前になってきますね。でも実は難しい事なので後ほどちょっと触れます。

姿勢が良い

クラリネットを構える姿がとても自然な子は上手です。姿勢と一言で言っても背筋を伸ばす、前を向くとかではないです。その子にとって自然な構え方なのです。

クラリネットが最初から上手な子は姿勢が良い?

何も教えていない初めてのレッスンなのにとても上手な子にたまーに出会います。誰か専門家に習っているわけでもなく、その学校が特別強いわけでもなく、とにかく自然に楽器を響かせて良い音で吹いているのです。何年も指導しているうちに最初から上手な子は姿勢が良いことに気づきました。とにかく合理的に楽器を持っているように見えるのです。では姿勢が良く、合理的に楽器を構えるとはどういうことなのでしょう?

いわゆる良い姿勢ではない

姿勢を良くして、背筋伸ばしてと良く言われませんか?ぼくは子供の頃食事中に母からよく注意されました。その時は背骨を伸ばして一見良い姿勢を作っていました。でも疲れるんですよね。すぐ戻ってしまいます。母もそのうち諦めたようでした。。

吹奏楽部に入ってからも椅子は半分より前に座って背筋を伸ばして、顔を上げてと先輩から言われ頑張ってた記憶があります。それなりに活発に活動されている学校の吹奏楽部なら一度は耳にしたセリフではないでしょうか?

これはいわゆる人のイメージの中にある良い姿勢です。

この姿勢は力が入ります。クラリネットを上手に吹くためには余分な力を全て排除する必要があります。

背筋がピンと伸びて、身体がまっすぐな姿勢はクラリネットを吹くには良い姿勢とは言えません。

良い自然な姿勢の見た目は人によって違います。背筋がまっすぐ伸びているように見える人も、そうでない人もいます。

クラリネットを持つと力が入る

クラリネットを持っていない時力が入っている人はいません。もちろん緊張していたり、すれば体は固くなっていると思いますが、特に緊張する必要のない場面なら立っていても、座っていても必要以上の力は入ってないものです。もしくは簡単に脱力することができます。

ところが、クラリネットを構えた瞬間、大多数の人が体に力が入ります。

これはクラリネットの構造上の問題が大きく影響しています。

クラリネットは緊張しやすい?

クラリネットは以前から他の楽器の人に音の出だしがはっきりせずモヤモヤしていると言われ続けてきました。これはクラリネットは構えるのが難しいことと密接に関係しています。クラリネットは800gほどありますが、それを右手の親指と前歯で支える必要があります。重さのほとんどが右手親指1本にかかってくるので当然親指に力が入ります。するとたちまち手首が固くなります。そうなるともう誰にもその人の力みを止めることはできません。力みは伝播する性質を持ちます。肘、肩と力が入り、最後には身体はガチガチに固くなり、スムーズにクラリネットに息を送り込めなくなります。

するとそのことが焦りとなってただでさえ緊張する本番などでは余計緊張してしまうのです。

そこまで固くなった身体では息を入れているつもりでも実はクラリネットに必要な細く鋭い息は入っておらず、更にはアンブシュアも硬いので反応が悪くなり音の出だしも遅くなったり、弱くなったりするのです。

そして、恐ろしいことに、親指を起点とする力みの伝播は気づくのがとても難しいです。

自分ではリラックスしているつもりなのに、知らないうちに力が入ってしまうものなのです。

クラリネットを上手に構えるには?

クラリネットは構えると力が非常に入りやすく、一度入ると思い通りに演奏することはとても難しくなります。でも安心してください。誰でも合理的に、体に不必要な力が入らないように構えることができます。

まずできれば2人1人組になってください。次に1人がクラリネットを持たずに構える格好をします。必ず立って行ってください。この時の姿勢は特に気にする必要はないですが、今からクラリネットを吹くんだとは思わずに普段歩いている時や、何気なく立っている時の姿勢にしましょう。

クラリネットを持たずに構えの格好だけしたら自分の右手、左手をよく観察してみてください。親指を含めて手首や肘、肩と力は入ってないですよね?もし入っていると思ったら抜いてみてください。簡単に抜けるはずです。手はテニスボールを優しく握るくらいのイメージで丸く、手が小さいなら卵とかのイメージがいいかもしれません。

そこにもう一人がクラリネットをそっと乗せてあげてください。指掛けは第一関節の真上くらい、第一関節より奥にならないように気をつけましょう。

乗せた事によって親指やその周辺、他の指が不自然に曲がらないように気をつけます。
この時点で、楽器を持たずに構えた時と指の形や腕全体の傾きが同じならうまく構えることができています。

うまくいかない人は親指、手、手首など楽器が体に触れている箇所の近くで楽器を支えようとしている事に大きな原因があります。

イメージとしては楽器は手首から先で持つのではなく、身体全体で持つのだとイメージしてみてください。もしくは、腕の最初の関節は首の付け根あたりにあること、さらに次の関節は肩にあることを意識して構えてみてください。自然と指先にかかる負担を軽減できて、力みなく構えれるはずです。

大切なことは、自分の体の構造を知ることです。

関節がどこにあるのか?筋肉はどういった付き方をしているのか?ということが、物理的に理解できて、意識できれば、無駄な力みは無くなります。自分が思っている身体の構造(関節の位置やどの骨が動くかなど)と実際の自分の身体の構造にズレがあるからこそ力は入ります。このズレは子供より大人の方が大きくなる場合が多いです。大人は子供より長く生きているのでその思い込みが大きくなることが多いのです。

少し難しくなってしまいましたね。
実際はあまり理論的に考えずに楽器を体全体で持つことを自分なりのイメージで試してみることです。

うまく構えることができれば、タンギングや運指、アンブシュアなどの悩みは確実に少なくなりますよ。

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