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クラリネットを分解!!方法解説 上管その2 トリルキー編

その1ではレジスターキーの取り外し、組み立てを解説しました。

今回はトリルキーの分解、組み立てを解説します!!

トリルキーとはサイドキーとも言いますが、

この4つです。

昔は下から7、8、10bis、11って覚えた?んですがこんな名前が付いています。いつもはサイドキーの一番下とか上から2番目とか言ってます。。ここではE♭/B♭トリルキーを7、F♯/C♯トリルキーを8、B♭トリルキーを10bis(10ビス)、Cトリルキーを11と呼ばせてください。

それぞれのキーの役目は今度説明することにして、早速分解してみましょう。

トリルキー4つに対してネジは3本、10bis、11は同じネジで取り付けられています。基本7から順に外していきます。10bis、11と8は一緒に外さないと外れないので注意です。

ネジの長さに注意!!

トリルキーを外す時一番注意することは、10bis、11のネジと8のネジの長さが微妙に違うことです。10bis、11のネジが23ミリ、8のネジが22ミリと混ざるとわからなくなります。しかもこの2つは必ず同時に外すので要注意です。たまに生徒さんが楽器屋さんで直してきました!って楽器を見せてもらうとこのネジが間違って取り付けられていることがあります!楽器屋さんが間違えるくらいです。ってダメでしょって思いますが、それくらい微妙な違いです。

まずは7のキーを外してみましょう。気をつけることはその1と一緒です。バネの力が強いのでネジを抜いた後もゆっくり外しましょう。

このタンポンにバネを引っ掛けて破かないように注意しましょう。

続いて残りの2つのネジを同時に外します。

必ず残り3本のキーを全て押さえながら2つとも外します。ネジを抜けば簡単にキーは外れます。10bisと11のキーは合体していますがお互い引き離せば分解できます。

せっかくなので普段はできないトーンホールの掃除をしてみましょう!

このように綿棒で掃除します。ちょっと綿棒を水で濡らすとよく汚れが取れます。掃除してないと結構汚れが着いたりします。これだけでトーンホールから水が出なくなったり、音程が改善されたりします。タンポンが破れるのはこの汚れに含まれた水分がタンポンにしみることが原因のことも多いのでたまに掃除すると良いですよ。

それでは、組み立てましょう。

まずさっきと逆、10bis、11と8のキーを取り付けます。

その前にせっかくなので上の写真のバネ溝にほんのすこしだけキーオイルを注しましょう。板バネと溝の金属がこすれ合うので注油した方が良いです。ただほんの少し。管体に溢れるくらい注さないように注意しましょう。

では、キーを組み立てます。それぞれの板バネの先が写真の場所に確実にはまるようにしましょう。そのままキーを定位置まで手で押して、ネジをはめます。慣れるまでなかなかネジが入っていかないかもしれません。キーポストとキーのネジ穴の関係をよく確かめながら慎重にネジを押し込みます。無理してはめようとするとキーが曲がったりキーポストが変形することがあるので注意です。特にサイドキーは縦に長く曲がりやすいです。曲がってしまうとトーンホールを押さえる位置が変わってしまい吹きにくくなってしまいます。ネジの長さを間違えないように注意しましょう(^ ^)

取り付けたらもう一度バネの先が溝に入っているか確認してください。

続いて7のキーを取り付けます。これも管体の溝にキーオイルを注すといいですね。バネがかなり曲がっていて強いので、板バネの先を溝に押し当て慎重にキーを定位置に持っていきます。そしてネジをはめます。

全て終わったらキーがスムーズに動くか確認しましょう!

最初は難しく感じますが慣れればなんてことないので何回かチャレンジしてみてください。ただ楽器的には頻繁に分解すればするほどバランスが崩れて吹きにくくなります。使ってない楽器があればそれで練習できると良いですね。

 

 

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